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第1回 IMJ富士山支部 勉強会

公開日: : 最終更新日:2018/11/21 活動報告


平成27年7月12日、台風3つ近づくなかお天気に恵まれ、第1回富士山支部勉強会がNPO法人EPOにて行われました。EPOさんは、農場によって障がい者の就労の場づくりを行い、乗馬を楽しむ仲間で「生きがいづくり」や「社会参加」に取り組んでいる自然豊かな場所でした。

前半は元帝京科学大学生命環境学部教授の滝坂先生とEPO理事長の高橋様によるアニマルセラピーの実学です。施設内の自然を感じながら散策した後、パートナーとなる馬を選び、ブラッシングなど触れ合いました。
馬のように要求行為が少ない動物は、人の方が気持ちを察して働きかけるため、その人の心が投影されやすいようです。それぞれが馬との交流の中で、本来の自分自身を垣間見るきっかけになったかもしれません。
その後の乗馬では、力を抜いて感覚を澄ますと、馬の温もりや息づかい、歩く振動が体を通して伝わりました。
車など機械と違い、こちら側にも馬へのいたわりや配慮が必要です。こうした身も心もゆだねることができる馬は、人にとって5,000年以上前からのパートナーであり、かけがえのない存在だったのでしょう。乗馬後に汗ばむ馬の背をケアするなかで、我々と同じだとあらためて気づかされました。

後半は山本支部長による“統合医療と自然欠乏症候群”の講義が行われました。現代人は意識しないと、一日中人工物の中で過ごす日も少なくないのではないでしょうか?いろんな健康情報や知識に追われ、自分自身の感覚を鈍らせてないでしょうか?そんな気づきを与えてくれる勉強会となったように思われます。
次回はを行います。今後とも地域の恵みを生かした体験型の勉強会をしていきたいと思います。

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